クライアントサーバシステムとは
クライアントサーバシステムは、サーバとクライアントという2つのサーバに分離して処理をするシステムの形態です。
サーバ側では、集中的に管理することに適したプリンタ、ハードディスク領域等の資源を管理し、必要に応じてクライアントの応答に応えます。
サーバの具体例
ファイルサーバ:ファイルの共有、保存を行う
プリントサーバ:プリンタを共有し、印刷する
データベースサーバ:データベースのリクエストを処理する
Webサーバ:Webページを公開する
メールサーバ:電子メールの送信、受信、保管を行う
【クライアントサーバシステム】2層と3層の違い
2層クライアントサーバシステム
2層クライアントサーバシステムでは、クライアントが入出力とデータの加工を行い、クライアントからデータベースに直接接続します。
<サーバ側> データベースサーバ
・データベースへアクセス
・結果を出力
・データベースへアクセス
・結果を出力
⇩⇧
<クライアント側> webブラウザ等
・入力を受付
・入力から問い合わせを生成
・結果から結果画面生成
・結果を表示
・入力を受付
・入力から問い合わせを生成
・結果から結果画面生成
・結果を表示
3層クライアントサーバシステム
3層クライアントサーバでは、2層で行っていたデータ加工の機能をサーバ側で担当し、プレゼンテーション、アプリケーション、データ層の3層に分割しています。
<サーバ側>
データ層(データベースサーバ)
・データベースへアクセス
・結果を出力
データ層(データベースサーバ)
・データベースへアクセス
・結果を出力
③⇩⇧②
サーバ側
ファンクション層 (アプリケーションサーバ)
・入力から問い合わせを生成
・結果から結果画面生成
ファンクション層 (アプリケーションサーバ)
・入力から問い合わせを生成
・結果から結果画面生成
④⇩⇧①
<クライアント側>
プレゼンテーション層(webブラウザ等)
・入力を受付
・結果を表示
プレゼンテーション層(webブラウザ等)
・入力を受付
・結果を表示
まとめ
クライアントサーバの仕組みと2層と3層の違いについての解説でした。
データベースをサーバ側に、データベース以外の処理をクライアント側に置くシステムを2層クライアントサーバシステム。さらに細分化してプレゼンテーション、アプリケーション、データ層に分割したものが3層クライアントサーバシステムでした。
このように分散することで負荷を軽減させたり、管理のしやすさ等を実現しています。