
アプリケーション層のプロトコル、DNS、DHCP、NTP、SOAP、TELNETについて解説するよ~!
通信プロトコルのTCP/IPについて初めに詳しく知りたい人はこちらの解説をCheck☆
OSI基本参照モデルを知りたい人はこちらの解説をCheck☆
アプリケーション層
アプリケーション層は、インターネットを使用する人に対してサービスを届ける層です。
DNS(Domain Name System)
DNSはドメイン名をIPアドレスに変換するプロトコルです。
⇩IPアドレスは例えばこんな感じ⇩

分かりにくい…
コンピュータは数字に強いのでこんな数字も簡単に管理してくれますが、私達には少し理解しがたいですね。そこで人間にも分かりやすいように文字に変換したのがドメイン名です。当サイトであれば、htps://www.tech-db.comがドメイン名です。
このIPアドレスとドメイン名を関連付けて管理してくれているのがDNSです。IPアドレスはパソコンが理解できるもの、ドメイン名は人間が理解できるように表記されたものなので、DNSによってこの双方を変換する仕組みができています。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
DHCPはIPアドレスを自動的に割り振りしてくれるプロトコルです。
LANに繋げるコンピュータの数が増えていくとIPアドレスを重複なく割り振っていくのが困難になっていきます。人の手で設定をすることもできますが、規模が大きくなるほど管理が大変になりますし、人為的なミスもないとは言い切れません。そこで登場するのがDHCP。自動的にネットワークの設定を行ってくれるので管理の手間を防げて、人為的なミスも避けることができます。

自動でしてくれるなんてって便利だね~
IPv6の場合NDP(Neighbor Discovery Protocol)を使います。
NTP(Network Time Protocol)
NTPはコンピュータの時刻を合わせてくれるプロトコルです。
Network Time Protocolという名前でTimeという言葉が入っているので時間を管理するプロトコル。分かりやすいですね。
メールやファイル、ログの配信等コンピュータでは時間が需要な意味を持つ処理がたくさんあります。その為、NTPによって、各コンピュータの動機をとって時間を管理してくれているのです。
SOAP(Simple Object Access Protocol:ソープ)
SOAPは遠隔地のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルです。
遠くにいる異なるコンピュータ同士でもネットワークを通してメッセージを伝え合い、動作を連携できるようにしています。
TELNET(Telecommunication NET work:テルネット)
TELNETは通信回線を利用して遠隔地にあるコンピュータを使うために用いるプロトコルです。
まとめ
アプリケーション層のプロトコルに該当するDNS、DHCP、NTP、SOAP、TELNETの概念について解説しました。
DNSはドメイン名をIPアドレスに変換するプロトコル、DHCPはIPアドレスを自動的に割り振ってくれるプロトコル、NTPはコンピュータの時刻を合わせてくれるプロトコル、SOAPは遠隔地のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコル、TELNETは通信回線を利用して遠隔地にあるコンピュータを使うために用いるプロトコルでした!
本日の解説はここまで!
Thank you