標本化と量子化について
音声データは以下のように連続した波型のアナログ情報になっています。
この音声データをデジタルデータに変換する場合、標本化と量子化という作業が必要になります。
標本化
標本化とは、音声のアナログデータを一定の時間単位で区切り、時系列的に連続でない値にすることです。
標本化の段階では、連続したアナログデータから区切られたデジタルデータにします。
標本で区切る単位を表したものをサンプリング周波数といいます。
サンプリング周波数
例 【音楽CD】サンプリング周波数:44.1KHzの場合
44.1KHz=44100㎐
「1秒に44100回の標本を抽出する」ということになります。
44.1KHz=44100㎐
「1秒に44100回の標本を抽出する」ということになります。
量子化
量子化とは、決められた信号レベルに応じて、標本化で抽出したデータをデジタル値に変換することです。
標本化では、値はアナログ値のままだったのに対して、量子化ではデジタル値に変換されます。
量子化の段階数は標本を表すビット数で決まります。
このビット数のことを量子化ビット数といいます。
この量子化ビット数が多いほど、もとの音声データに近づけることができます。